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デザイナーにどうやって発注するの?

 お声かけしていただく仕事の依頼方法は、広告主さまや案件によってさまざまです。広告会社さまからご発注をいただく場合は、お互いに知識や経験を持っているため従来通りのやり取りで進んでいきますが、印刷会社さまからのご発注では、広告会社さま同様のケースもあれば、ハード面だけでの受注ではなくクリエィティブ力も売り込んで新たな案件を取り組みたい、とのご要望を含めた発注案件もあります。そして今回ピックアップするのが、印刷物や動画などコミュニケーションデザインを、広告主さまからダイレクトでご発注いただく場合のご紹介になります。

ケース1
 イベントを主催する広告主さまの一例です。演者や会場・開催日など催事内容が決定されたタイミングで連絡が入ります。各所でリーフレットを事前配布し、催事告知をするとともに前売り入場券を購入していただくことが目的となります。ほとんどの場合が出演者の宣材写真がすでにあり、進行プログラムなどの情報も用意されていますので、打ち合わせでは出演者やイベントテーマの世界観・方向性、色使いなどご希望をお聞きし、制作をスタートさせます。デザインが完成すると社内で他のデザイナーをまじえてブラッシュアップした後、PDFデータにして校正をお客さまに送信しご確認いただきます。金額や日時を中心に、誤字脱字がないか細かくご確認をいただき、デザインに関しても修正がないかチェックしていただきます。お客さまサイドでは、お送りしたPDFをプリントアウトしていただき、その紙面に対して赤文字で修正指示をしていただいております。この作業を「校正」と呼び、赤ペンで添削するような作業から「赤入れ」とも言われています。赤文字で校正指示を記入していただきました用紙を、スキャニングしてメールで返信していただき、その修正を弊社でデザインに反映。再度PDFデータでご確認いただき、さらに再修正がある場合は同様のやり取りでご確認の後、校正終了となる「校了」の一報を受け終了となります。その後、お客さまから直接印刷会社さまに印刷を依頼する場合は、弊社が入稿データを作成しそれを納品する流れとなり、印刷も弊社にご依頼をいただきました場合には、弊社から印刷を手配し、指定の場所に印刷物を納品させていただくことになります。

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クリエイティブコンサルタントからのスタートも

ケース2
 続きましては、B to Bで従業員満足度を高めるサービスを提供するお客さまの場合です。こちらのお客さまからは、コミュニケーションデザインをカタチにしていくために、クリエイティブコンサルタントとして関わり、相談から打合せがスタートします。コンサルタントと聞くと仰々しく感じますが、クリエイティブの専門家が、お客さまの広告・販売促進・ブランディングに関わる課題解決や目的達成に向けたアドバイスをご提案させていただくサービス内容です。「こういった新サービスを告知したいのだけど」、「既存顧客にもう一度サービスの周知を図りたいのだけど」…「さて、どうしましょう?」というモヤモヤとしたお客さまの悩みごとをお聞きし、予算や納期、今回のターゲットなどをヒアリングした後、方向性や具体的なビジュアルをご提案させていただきます。「対象となる従業員さまの目に付くように、社内の掲示版に貼ってもらえるようにポスターをつくりつつ、自宅ではゆっくりご覧いただけるように詳細を記したリーフレットを配布してみませんか」といった具合です。その提案で方向性が決まると、お客さまがすでにお持ちの資料や原稿、写真などがあればそれを参考にして、制作媒体に使用する構成素材をつくり込んだり、こちらでメインビジュアルをデザインしたりすることで、モヤモヤとした想いをクリアにするビジュアル化を進めていくのです。デザインが完成すると、後のやり取りはケース1と同様。最終納品物完成を目指すことになります。

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見る人の関心をキープするマンガ広告のご依頼に

ケース3
 何年も継続して制作させていただきました案件に、お客さまのサービスを題材にマンガ展開したポスターシリーズのデザインがございます。有形化しにくいサービスの提供内容とあって、「写真でメッセージするのも抽象的だし、さまざまなサービスの種類があることが強みであるのに、ワンビジュアルでは表現しにくいし…」と、お客さまとのディスカッションを重ね、ストーリー性があり電車内で一定の時間を有する通勤客に「見る」ではなく「読む」ことで理解を深め、ボトムアップによるニーズを掘り起こそう!との運びに発展。表現の切り口が決定すると、次はマンガを構成するストーリーの構築です。後半にはボケとなるオチも考え、その台本をコマ割りに落とし込んでいきます。最後の仕上げは、イラストレータにお願いし、吹きだしにセリフをレイアウトしてようやく完成。イメージに齟齬がないよう途中過程でお客さまとやり取りを重ねているため、スムーズに掲出へと運びました。堅苦しい雰囲気の中からでは、「マンガ」という展開案は導き出せなかった可能性もございますが、気軽な打合せにより脱線することもあり遊び心あるアイデアが生まれることが多々あります。構えることなく、何なりとご相談ください。