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あなたの素顔を知ったら、ファンはもっと増える!

 今までにいくつもの会社案内を手がけてきました。他にはない奇抜なものにしたいと言う要望から、変形サイズにし、さらに内職による手作業でギミックを施したり、LPレコードのように収めるためのケースを付けたり、トムソン加工でくり抜いたりと、ハード面でのデザインも多岐に渡ります。でもやっぱり、スタンダードなタイプはなんといってもA4サイズで中綴じのもと。今年デザインした電力会社の会社案内は、同じA4でも横長タイプ。32ページで日本語版が完成した後、英語版も作成させていただきました。

 また、自動車部品のサプライヤーさまの会社案内は、印象付けるためにカバー両面にはロゴカラーを全面に配し、さらに隆起するバーコ印刷を施した背表紙のある厚めのタイプ。同時にCSRの報告書も進行していたため、国内はもちろん、アメリカ、メキシコ、中国、ベトナムまで撮影に足を運びました。動画チームとスチールチームが合同で動いていたため、かなりの予算となります。英語版、中国語版もあり、グローバルな市場を相手に、会社としての理念や歴史、価値感をメッセージするとともに、専門性の高い優れたサービスを紹介。既に顧客となっている会社でも、新しい担当者や役員に対し、また新規営業先に向け、自社を信頼していただく情報を発信し印象づけることで、新たなビジネスを生み出すために必要なアイテムとなっています。このような発信を積み重ねることによって、ブランドイメージは継続して維持されていくのです。

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取引先の担当者に、御社のひととなり伝わっていますか?

 そもそも、会社案内はビジネスを進める上で何のために必要なのでしょうか。スタートアップ企業でない限り、すでにいくつもの取引先があると思います。そんな中でも事業拡大に向けた営業活動や展示会への出展、業務改善による取引先の見直しも常に進められていることでしょう。そこで自社を紹介し魅力ある企業であることを伝えるのが会社案内になってくるのです。従業員や株主・協力会社などステークホルダーなら当然ですが、業界に携わる相手ならうちのことは知っているだろう!という考えは大きな間違いです。企業名は知っていても、相手の思い込みによる情報がインプットされたままで新しい取り組みや、新規事業展開まで把握されていない方は意外と多いのです。

 古くから知る社長さんの話ですが、久しぶりに部下と得意先に挨拶に伺うと、○○だけを扱う会社だと認識されており、▢▢も扱っているのなら相談したい案件もあったのに、とお客さまに言われてがっかりしたとぼやいておられました。二十名ほどの小さな会社でも会社案内を通じたPRは必要だなぁ、と大きなため息をこぼされていたのが今も印象に残っています。顧客視点を見据えると、長期的なビジネス関係の基盤強化だけではなく、今や企業の社会的責任・環境への取り組みにも目を向けられる時代です。本業以外にはじめた地域貢献活動やSDGsへの取り組みなども発信することで、その輪が広がり、ひいてはビジネスにつながることも多々あります。担当者が変わった際、会社案内をリニューアルした際など、ライバル会社との差別化を図るためにも積極的に機会を見つけて、新し会社の情報をお届けしましょう。

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情報が少ない中小企業だからこそ、会社案内を活用。

 会社案内は新規採用活動においても効力を発揮します。目の前に「モノ」があれば手を伸ばして手に取ろうと思いますが、「興味のある方は自らホームページでご覧ください」というスタンスでは、ユーザーからするとハードルが高くなりあきらめてしまう人も現れるのです。特に認知度の低い中小企業においては重要なポイントとなるでしょう。ある大企業の会社案内を担当させていただいたことがありますが、部品製造であるがゆえB to Bビジネスであり、県外の文系の学生には全く認知されていない、とのお悩みを聞いたことがあります。大企業ですら業種によってはそのような状況です。何をメッセージしたいのか汲み取れないまでも、企業名が印象に残るCMをよく目にするのは、そういった狙いがあるからです。

 また、葬儀場を展開する会社さまのチラシデザインで担当者とお話した際には、新卒で内定を出した学生の親から、「うちの子供が何でそんな仕事をしないといけないんだ」と理不尽なクレームが入って辞退されたことがあると聞きました。現代の就活では親・家族の関与が大きく、その会社がどういった理念のもと、どんなビジネスを展開し、どんな人がどんな業務に携わっているのかを事前に知った上で、ミスマッチを避けたいとのニーズが強いようです。入社式に親も同伴できる会社も話題になったりしているほど、親は子供の門出を心配されているのです。そういった面からも、会社案内は力を発揮します。地元に根ざした会社で、歳の近い先輩が働く現場・働き甲斐がメッセージされていると、自分ゴトとして置き換えてイメージでき、安心材料にもなります。外からは見えない会社内の様子を透明性のある会社案内に載せて発信してみてはいかがでしょうか。